診療案内 - 婦人科
不妊治療
不妊症
不妊症でお悩みの方へ
日本では、結婚して2年以上赤ちゃんに恵まれないご夫婦を不妊症と定義しておりますが、1年以上赤ちゃんに恵まれないご夫婦の方には治療ををおすすめいたします。
「不妊症かも」と思ってもなかなか家族には相談できないものです。しかしながら不妊症はあなただけの問題ではありません。割合として、およそ10組に1組が不妊症と考えられています。
子供が欲しい気持ちは家族みんな同じ。
ご夫婦・ご家族で協力しあいながらの治療をおすすめいたします。
不妊症の検査について
- 超音波断層法・排卵着床に関する検査
- ホルモン検査・精液検査・通水検査
- 子宮卵管造影(検査可能な施設をご紹介させて頂いております)
- フーナーテスト・クラミジア感染症
- その他の検査(貧血、甲状腺機能検査、糖尿病)
治療について
当院では赤ちゃんを希望されている方は次の治療法の指導を致しております。
- タイミング指導
- 排卵誘発剤を用いる方法
- 人工授精(AIH)
不妊症でお悩みの方は、いつでもご相談ください。
不育症
不育症とは
不育症とは、妊娠するものの、流産を繰り返してしまう状態をいいます。
不育症のほとんどが反復流産(2回連続して流産)または習慣流産(3回連続して流産)となります。
不育症検査を行い原因検索し、その原因にあった治療を受けていただき、妊娠後の経過観察を最大限に行えば、流産する確率は下がると考えられます。
不育症のいくつかの原因
- 母体と胎児間の免疫学的流産
- 自己免疫の異常
- 子宮奇形
- 染色体異常
- 原因不明
不育症検査
当院では、不育症にお悩みの方、不育症かも、とお悩みの患者様に対してカウンセリングと不育症検査を実施しております。
不育症でお悩みの方は、いつでもご相談ください。
各種ホルモン検査
β2GPI・ネオセルフ抗体検査 | 34,000円(税込) |
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子宮内フローラ検査 | 37,000円(税込) |
不育症や不妊症でお悩みの方へ
新しい検査法「β2GPIネオセルフ抗体検査」
β2GPIネオセルフ抗体とは
血管に炎症が引き起こされ、血栓ができやすくなることで、不妊症・不育症の原因になると考えられています。
β2GPIネオセルフ抗体検査とは
不育症や不妊症の治療を補助する新しい検査法です。採血した血液からβ2GPIネオセルフ抗体を検出する検査です。検査陽性の方は、適切な治療を受けていただくことで妊娠率・生児獲得率が改善する可能性があります。
検査対象となる方 | 検査陽性率 | 治療による改善率 |
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反復着床不全の方、子宮内膜症に羅患している方 | 約30% | 妊娠率 +31.5% |
不育症の方 | 約20% | 生児獲得率 +37.3% |
検査方法
- 採血した血液からβ2GPIネオセルフ抗体を検出します。
- 採血から2週間~1ヶ月で結果がわかります。
検査をご希望の方は医師にご相談ください。
研究段階の検査ですので受検後に必ず担当医師と方針をご相談ください。